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「スピードを感じていないな?」
仮面ライダードライブ
シフトカーをベルトに差し込み、タイヤが背中に展開するあの変身シーン——日曜朝8時のテレビの前で、朝食の箸が止まった子どもは日本中にいたはずだ。仮面ライダードライブは刑事ドラマの骨格を持っていて、泊進ノ介の軽口の裏に滲む孤独がいつも引っかかった。チェイスが少しずつ「人間らしく」なっていく過程、霧子との関係の温度変化——ロイミュードとの戦いは、勧善懲悪では割り切れない問いを毎週残していった。最終回を見終えた日曜日の空の色を、まだ覚えている人がいるかもしれない。
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