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「さあ、お前の罪を数えろ。」
仮面ライダーW
日曜の朝8時に、ハードボイルドがあった。翔太郎とフィリップ——ふたりでひとりの仮面ライダーという設定は、変身バンクのたびにその異質さを思い知らせた。ガイアメモリを二本セットしてダブルドライバーを閉じる瞬間の「ジョーカー!サイクロン!」という電子音が、頭の奥から今でも鳴り出す気がする。風都というフィクションの街が、どこか実在するように感じられたのは、照井竜の雨の中の背中や、園咲琉兵衛の静かな狂気が本物の重さで描かれていたからだ。平成ライダーの中でも、Wだけが持つあの湿った空気——子どもに見せるには少し渋すぎる、大人には懐かしすぎるドラマだった。
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