1974年(昭和49年)生まれ/寅年(とら)/今年で52歳になる世代 / 団塊ジュニア(前期)/就職氷河期世代
オイルショック後の「狂乱物価」のなかで生まれ、長嶋茂雄が引退し、ハローキティが世に出た年。
| 西暦 | 1974年 |
|---|---|
| 和暦 | 昭和49年 |
| 干支 | 寅年(とら) |
| 今年の年齢 | 52歳(誕生日前なら51歳) |
| 小学校入学 | 1980年(6歳) |
| 小学校卒業 | 1986年(12歳) |
| 中学校卒業 | 1989年(15歳) |
| 高校卒業 | 1992年(18歳) |
| 二十歳 | 1994年 |
| 大学卒業 (4年制) | 1996年(22歳) |
1974年(昭和49年)は、前年に始まった第一次オイルショックの余波がまだ色濃く残った年だった。物価は前年比23%上昇し「狂乱物価」と呼ばれ、戦後初めて日本の実質GDPがマイナスを記録した。トイレットペーパー騒動の記憶も生々しいまま、人々は省エネとインフレに向き合った一年だった。
政治では田中角栄首相が金脈問題で12月に退陣し、三木武夫内閣が誕生。アメリカではウォーターゲート事件でニクソン大統領が8月に辞任した。スポーツでは長嶋茂雄が10月14日「我が巨人軍は永久に不滅です」の言葉を残して引退、巨人V10は阪神を相手に逃した。
文化面では宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』が初演され社会現象となり、サンリオは11月にハローキティを発表。山口百恵が「としごろ」でデビューし、子門真人「およげ!たいやきくん」のヒットへと続く歌謡曲の地殻変動が始まっていた。後の団塊ジュニア世代の前期にあたるこの年の出生数は約202万人で、人口ピラミッドに分厚いコブを残した。
▼ 主な出来事
▼ この年の流行語・キーワード
▼ 1974年のインデックス
小学生時代(1981〜1986年)は、家庭にビデオデッキとファミコンが普及していった時期。1983年7月に発売された任天堂ファミリーコンピュータは、当初こそ低調だったが『スーパーマリオブラザーズ』(1985年)と『ドラゴンクエスト』(1986年)で社会現象となり、放課後の遊びの主役を路地裏からブラウン管へと一気に移した。
テレビは月曜19時の『ドラえもん』、土曜18時の『ドラゴンボール』、ジャンプの『キャプテン翼』『北斗の拳』『聖闘士星矢』が連載と並走し、子供たちの語彙を大きく書き換えた。学校では『おニャン子クラブ』のセーラー服が手本になり、休み時間には『ファミコンソフトの裏技』が情報通貨として流通していた。
社会では1985年の日航機墜落事故、つくば万博、阪神タイガース21年ぶりの日本一が、子供心にも記憶される出来事だった。男女雇用機会均等法が成立し、ニュース番組のトーンが少しずつ変わり始めた頃でもある。
▼ このころのインデックス
中学生時代(1987〜1989年)はちょうどバブル景気の絶頂と重なる。地価と株価が連日最高値を更新し、ジュリアナ東京の前夜、ボディコンとワンレン・ボディコンが街の風景を書き換えていた。1987年4月にはJR各社が発足、1989年1月7日には昭和天皇崩御で元号が平成に変わり、4月には消費税3%が導入された。
教科書とは別に、ファミコンとマンガが思春期の中心にあった。『ドラゴンクエストIII』(1988年2月)の発売日は早朝から行列ができ社会問題化。少年ジャンプは600万部を超え、『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』連載開始(1990年)の直前期だった。音楽では光GENJIが『パラダイス銀河』でローラースケートを履き、おニャン子のあとにWink、プリンセス・プリンセスが登場した。
高校生時代(1990〜1992年)に入ると、バブルは静かに崩れ始める。1990年初頭の株価大暴落、1991年の湾岸戦争(CNNの中継が日本でも初めてリアルタイム視聴されることになった)、そして1992年には宮沢内閣のもとで景気後退が公式に認められた。それでも街にはまだバブルの余熱があり、自動車のCMはBGMがすべて主題歌のようだった。
教室の文化はゲームと音楽が引っ張った。1991年3月にカプコンの『ストリートファイターII』が稼働、各地のゲームセンターで対戦行列ができた。1992年にはJリーグが開幕直前で「読売ヴェルディ」「鹿島アントラーズ」の名前が紙面で踊り、SMAPがCDデビュー。少年ジャンプ最盛期で『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』『るろうに剣心』前夜という濃密な時間だった。
▼ このころのインデックス
二十歳前後(1993〜1996年)は、戦後日本がもっとも価値観を入れ替えた数年間と重なる。1995年1月17日の阪神・淡路大震災、3月20日の地下鉄サリン事件、11月のWindows 95日本語版発売。社会は「安全神話」と「アナログ」の終わりを同時に経験した。雇用は氷河期の入口で、就職活動という言葉が時代の重みを帯び始める。
サブカルチャーでは1995年10月にテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が始まり、深夜帯のアニメが大人の文化として独り立ちしていく。音楽はMr.Children・スピッツ・WANDS・小室哲哉プロデュース勢が並走し、コギャル文化と安室奈美恵が街の見え方を更新。ゲーム機戦争はPlayStation(1994年12月)とセガサターンが拮抗し、家庭用ゲームが3D時代に突入した。
▼ このころのインデックス
1973年に生まれた人物。学年では1年先輩にあたる人たち。
1975年に生まれた人物。学年では1年後輩にあたる人たち。
A. 1974年(昭和49年)生まれの方は、今年で52歳になります(誕生日を迎えていない場合は51歳)。
A. 1974年は昭和49年にあたります。
A. 1974年生まれは寅年(とら)です。
A. 標準的には小学校入学が1980年、中学校入学が1986年、高校入学が1989年、二十歳になるのが1994年です。
A. 狂乱物価(戦後初のマイナス成長)、田中角栄首相退陣 → 三木武夫内閣(12月)、ニクソン米大統領辞任(8月)、長嶋茂雄引退試合(10月14日)、宝塚『ベルサイユのばら』初演、ハローキティ誕生(11月)、セブン-イレブン日本1号店オープン(豊洲、5月)。
A. 1980〜1986年にかけて、VHS、ガンプラ、スター・ウォーズ 帝国の逆襲、ベータマックス、西部警察などが流行しました。
A. 1989〜1992年にかけて、SLAM DUNK、オヤジギャル、スーパーファミコン、ティラミスブーム、ドラゴンクエストIVなどが流行しました。
A. 1974年(昭和49年)生まれは一般に団塊ジュニア(前期)/就職氷河期世代と呼ばれる年代に含まれます。