Index No.
「テレポートごっこ、したくなる。」
エスパー魔美
目を閉じて、息を止めて、念じると景色が変わる——そんな力を持つ佐倉魔美は、でも普通の中学生でもあった。藤子・F・不二雄が『週刊少年ビッグコミック』で描き始めた『エスパー魔美』は、1987年にアニメ化されると毎週月曜の夕方を不思議な色に染めた。高畑和夫への淡い気持ち、父・十朗がヌードモデルを頼む独特の家庭環境、超能力を使っても解決できない悩みの数々。魔美が怒ると電話機が飛び、泣くと街灯が揺れた。ドラえもんやパーマンとは違う、もう少し影のある藤子作品の手触り。あのオープニングの空の青さを、なんとなく覚えていないだろうか。
まだ録音はありません。