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「東京のてっぺんは、赤と白だった」
東京タワー
夜行バスで東京に着いた朝、あるいは家族旅行の車窓から、遠くに東京タワーが見えた瞬間の胸の高鳴りを覚えているだろうか。333メートル、昼は赤と白、夜はオレンジ色のライトアップ——あのシルエットは「日本の首都に来た」という実感そのものだった。大展望台へのエレベーターが上がるにつれて窓の外が広がっていく感覚、お土産コーナーに並ぶ小さなミニチュアタワーをどうしてもねだった記憶、足元が透けて見えるガラス床に恐る恐る立ってみた午後。誰かと一緒に見上げた東京タワーは、それぞれの記憶の中で少し違う色をしているはずだ。
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