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「タミヤ、バンダイ、男の子の本気。」
プラモデル
ランナーからニッパーでパーツを切り離す、あのプチッという音。蓋を開けた瞬間の接着剤の、むせるような甘い匂い。筆に塗料をのせて細かい線を塗り進めるとき、息を止めていた。タミヤの戦車、バンダイのガンプラ、ニチモの艦船——箱絵に描かれた完成図は、子どもには遥かな頂上に見えた。デカールを水に浮かせてそっと貼る瞬間の緊張、塗装に失敗して泣きそうになった夜。完成させて棚に並べたときの達成感は、どんなゲームのクリアとも違う手触りがあった。あなたが最初に作ったキット、まだ覚えているか。
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