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「いちころ!」
ビー玉
砂利道に描いた円の中に、それぞれのビー玉を並べた。親指と人差し指でぎゅっと握り、弾く瞬間の指先に力を込める——うまく当たると乾いた「カン」という音が砂の上に響いて、相手の玉が転がり出ていく。光にかざすと渦巻きの模様がきらきらと揺れる、透き通ったガラスの宇宙。駄菓子屋の前の段ボール箱にぎっしり並んだビー玉を選ぶとき、どれが一番きれいかをじっくり品定めした。勝ち取った玉をポケットに入れると、学校まで歩く道がいつもより少し誇らしかった。あなたのお気に入りの一粒は、どんな色をしていたか。
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