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「人の命は地球より重い、とは言わん」
ブラック・ジャック
白と黒に塗り分けられた顔、縫い跡の走る体。ブラック・ジャックはその異形の姿でページに現れるたびに、命という問いを読者の胸に突き刺した。法外な手術料を要求しながらも、誰よりも命と向き合う間黒男。ピノコの「あたちのBJ」という声、手術台の白い光、生と死の境界で下されるひと切りの決断。週刊少年チャンピオンを毎号めくった少年少女は、医学の話を読んでいるつもりで、気づけば自分の命の意味を考えさせられていた。手塚治虫が問い続けた「お前は何のために生きているのか」——その答えを、まだ探している人もいるだろう。
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