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「バルス!」
天空の城ラピュタ
1986年の夏、映画館の暗闇の中でパズーのトランペットが鳴り響いた。石畳の坑道町、空を行く蒸気船、雲の上に浮かぶ緑の島——宮崎駿が描いた世界は、見たことがないのにどこか懐かしかった。シータの「土に根を下ろし、風とともに生きよう」という言葉の重みも、ムスカ大佐の「見ろ、人がゴミのようだ」の冷たさも、子どもながらに体の奥まで届いた。ロボット兵が花に囲まれて一体だけ残っている場面で、なぜか泣けた。久石譲の「君をのせて」のメロディは、今でも空への憧れと一緒に胸の中で生きている。
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