Index No.
「上を向いて歩こう」
夢であいましょう
土曜日の夜22時、チャンネルを合わせると坂本九が歌っていた。永六輔の詞、中村八大の曲、そして渥美清や三波伸介の笑い——『夢であいましょう』は1961年から1966年までNHKが生放送したバラエティで、スタジオに自由な空気が満ちていた。「今月の歌」というコーナーから「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」が次々と生まれたのは奇跡ではなく、あの番組が持っていた熱量のせいだろう。画面の粒子が粗く、音声が少し割れていても、茶の間には確かに何かが届いていた。
まだ録音はありません。