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「亜麻色の髪の乙女」
ヴィレッジ・シンガーズ
「亜麻色の髪の乙女」のイントロが始まった瞬間、タイガースやテンプターズとは違う、もっと柔らかな風が吹いてきた気がした。ヴィレッジ・シンガーズのコーラスはグループサウンズの中でもとびきり澄んでいて、ガレージよりも夏の川辺が似合うような音だった。後に島谷ひとみがカバーして再び時代を超えたあの曲も、1968年の原曲を聴くとまったく別の色を持っている——もっと素朴で、もっと遠い。フォークとGSのあいだをゆるやかに漂うような彼らのサウンドは、騒がしかった青春の記憶の中で、意外と静かな場所にひっそり残っている。
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