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「親に怒られても、この髪がいい。」
ビートルズカット
1966年6月、ビートルズが日本武道館に降り立ったとき、彼らの前髪は眉の上に整然と揃っていた。翌朝から床屋に「ビートルズカットにして」と言いに行った少年がどれだけいたか。マッシュルームのようにふわりと丸く、耳を半分隠す長さ——それは親世代には「だらしない」と映り、同世代には「カッコいい」以外の何ものでもなかった。学生服の白いカラーと、落ちかかる前髪の組み合わせ。教室の後ろで鏡代わりの下敷きを覗き込んだ午後。あの反抗の一センチを、あなたは今も懐かしく思うか。
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