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「このヨーヨー、あたしの命」
スケバン刑事
鉄の仮面がついたヨーヨーが風を切る音とともに、セーラー服の刑事が現れる——1985年のフジテレビが生んだ、あの非現実的な爽快感は本物だった。初代・斉藤由貴の透明な強さ、2代目・南野陽子の憂いを帯びた眼差し、3代目・浅香唯の弾けるようなエネルギー。三人がそれぞれに「麻宮サキ」を生きて、それぞれの時代の女の子たちの背中を押した。不良でありながら正義を貫く矛盾、その矛盾を体ごと飛び込んでいくヒロインの姿に、何かが揺さぶられた。あのヨーヨーが唸るたびに、学校帰りの夕方の空気が戻ってくる。
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