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「ゲゲゲのゲ、気楽に行こうよ」
墓場の鬼太郎
墓場から生まれた少年が、目玉の親父を耳に乗せて妖怪の世界を渡り歩く。水木しげるが貸本漫画に描き始めた鬼太郎は、最初「墓場の鬼太郎」という名前だった。砂かけ婆、一反木綿、ぬりかべ——その名前を知ったのはこの作品を通してだった、という人は多いはずだ。1968年にフジテレビでアニメが始まると、土曜の夜が少し怖くなった。目玉の親父がお茶碗のお風呂に浸かる場面の、あの妙な安心感。日本の妖怪がこれほど親しみやすい存在になったのは、水木しげるの眼差しがどこか優しかったからかもしれない。
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