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「そのままたべてもおいしいね」
ベビースターラーメン
袋を開けた瞬間に広がるあの鶏ガラ醤油の香り——ベビースターラーメンとはそういうお菓子だった。1959年、即席麺の製造ラインで弾かれた麺のかけらに味をつけたのが始まりだというのだから、失敗から生まれた傑作というのがまた似合っている。ベイちゃんのイラストが描かれた細長い袋を両手でつまんで、少しずつ口に運ぶ。サラダに砕いて入れる派、ラーメンのトッピングにする派、丸ごと一袋一気に食べる派——食べ方の流派だけで話が弾む。駄菓子屋の木箱に重なって積まれていたあの頃から、パッケージは変わっても香りだけは変わっていない気がする。
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