Index No.
「あたり」
ガリガリ君
駄菓子屋の冷凍庫をガラス越しに覗き込んで、水色のパッケージを探した。60円を握りしめて取り出したガリガリ君を、真夏の日差しの下でかじる——あのガリっという音と、鼻に抜けるソーダの冷たさは、子どもの夏の体温そのものだった。棒の先に「あたり」の文字を見つけた瞬間の、あの小さな絶頂感。1981年に赤城乳業が生み出したこのアイスバーは、コーラ味、梨味、謎のコーンポタージュ味と変化しながら、いつも夏の定番棚に並んでいた。2016年、社長がテレビCMで値上げを頭を下げて詫びた日の、妙な感動も忘れがたい。
まだ録音はありません。