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「ピコ、ピコ、ピコ——その音が冒険の始まりだった。」
電子ゲーム
ゲーム&ウォッチの液晶画面、LSIゲームの蛍光グリーン、ボードゲームに仕込まれた電子音——ファミコンが来る前の「電子ゲーム」は、もっと孤独で、もっと真剣だった。限られた数のドットが動くだけの画面に、自分でストーリーを補完しながらハイスコアを追いかけた放課後。電池が切れかけてピコピコ音が低くなる瞬間の焦り、手汗で湿ったプラスチックの筐体の感触。あの小さな画面が映し出していたのは、たぶんゲームだけじゃなかった。
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