Index No.
「足元から、自由になれた。」
ブーツカット
裾に向かってゆっくり広がるシルエット。ベルボトム、パンタロン、ブーツカット——どれも足元に風を呼ぶ形をしていた。リーバイスの色落ちたジーンズ、ビッグジョンのステッチ、裾を引きずるほど長く切らずに穿いて歩いた駅前の商店街。ディスコのフロアで照明を受けて、裾がふわりと舞い上がる瞬間の解放感。『non-no』のモデルが着ていたあのシルエットに憧れて、鏡の前で何度も角度を確かめた。あの頃の街には、あの揺れる裾の音が溢れていた気がする。
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