Index No.
「親と子の二百日戦争」
積木くずし
穂積隆信が実の娘との壮絶な日々を綴った手記は、1982年の出版直後から異様な速度で読まれていった。翌年TBSでドラマ化されると、非行・家出・暴力——それまでテレビが直視しなかった家庭崩壊の現実が茶の間に流れ込んだ。毎回の放送後、職場や学校でその話になった昭和の記憶。自分の家ではないのに、どこか他人事とは思えない息苦しさがあった。「うちも似ている」と感じた親も、「わかる気がする」と思った子供も、どちらも黙ってブラウン管を見つめていた。あのドラマが突きつけたものは、遠い昭和の話だったのだろうか。
まだ録音はありません。