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「とりあえず、竹下通り行こ。」
原宿竹下通り
修学旅行の計画表に書いた「原宿」の二文字。改札を出た瞬間から、もうそこは別の空気だった。竹下通りの入り口に立つと、両側からクレープの甘い匂いとユーロビートが混ざって流れてくる。ラフォーレ原宿のウィンドウに貼りついたコーデ、キディランドで選んだキキ&ララのピンバッジ、ブラームスの小径の薄暗い石畳。「原宿系」という言葉が生まれる前から、この路地には誰も名前をつけられない何かがあった。500円のアクセサリーを握りしめて帰る新幹線の窓、まだ少し緊張が解けていない。
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