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「ケーブル1本で、放課後が変わった。」
ゲームボーイ通信対戦
灰色のケーブルをカチッとはめ込む——その小さな手応えだけで、なぜかわくわくが止まらなかった。「ポケモン交換しよう」の一言で始まる放課後の交渉、テトリスの2人対戦で友達に完敗した悔しさ、ゲームボーイの液晶に顔を寄せ合って覗き込んだあの距離感。Wi-Fiも、Bluetoothも、クラウドも関係なかった。ケーブルが届く長さが、そのまま友情の物理的な半径だった。モンスターボールが揺れる画面を固唾を呑んで見つめた瞬間、相手の息遣いが横にあった。あの「繋がる」感触は、画面の向こうとは少し違う何かだった。
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