Index No.
「ゲーセン、行こうぜ。」
ゲームセンター
制服のまま飛び込んだ薄暗い店内。目が慣れてくると、筐体の光が波のように並んでいた。アフターバーナーの大型シートに座れば、それだけで戦闘機のパイロットになれた。スペースハリアーのジョイスティックを握る手の汗、グラディウスの2面で力尽きる悔しさ、隣の見知らぬ兄ちゃんのプレイに自然と人垣ができる空気。100円玉が尽きる頃には日が暮れていて、「不良のたまり場」なんて言葉とは無縁の、ただ純粋な熱気だけがそこにあった。基板が焼ける独特の匂いと、重なり合う効果音の洪水——あの喧騒は、どこかで今も続いている気がする。
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