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「日常が、音を立てて崩れた日」
秋葉原無差別殺傷事件
2008年6月8日、日曜日の昼過ぎ。秋葉原の歩行者天国には、いつものようにメイド服のビラ配りと、ガチャガチャの袋を提げた人の流れがあった。ニュース速報のテロップが画面を横切ったとき、多くの人が「また誤報では」と思った。7人が亡くなり、10人が傷を負った。容疑者の供述と、掲示板への書き込みの断片が報道され、社会は長い間その「なぜ」を抱えたままだった。あの交差点の映像は、何度も繰り返しテレビで流れた。秋葉原に通っていた人、その日あの場所にいたかもしれない人——誰もが他人事として受け流せなかった、静かな恐怖がある。
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