「ぼくだって、むずかしいんだよ」
2018年の夏の劇場、冷房の効いた暗闇のなかで、くんちゃんの泣き声がやけにリアルに響いた。細田守が描いたのは、魔法でも冒険でもなく、新しい妹に居場所を奪われたような気がする男の子の、小さくて切実な感情だった。未来のミライが現れる不思議な庭、そして過去へと引き戻される東京駅のシーン——黒木華の凛とした声と上白石萌歌の柔らかさが、家族という不完全で愛おしいものの輪郭を丁寧に縁取っていく。子どもだったころの自分と、今の自分が、スクリーンの前でひっそり向き合う映画だった。
未来のミライとは。 未来のミライとは、細田守が監督・脚本を務めた2018年の日本のアニメーション映画である。妹の誕生をきっかけに時空を超えた家族との出会いを体験する幼い男の子・くんちゃんの成長を描く。
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A. 細田守。監督・脚本ともに細田守が担当した。
A. 2018年7月20日に日本国内で劇場公開された。
A. 4歳の男の子・くんちゃん。不思議な庭を通じて家族の過去・未来を巡る体験をする。
A. 第91回アカデミー賞(2019年)の長編アニメーション賞にノミネートされた。受賞には至っていない。
A. ミライ役を上白石萌歌、お母さん役を黒木華が担当した。
Q. 細田守の他のアニメ映画は?
A. 『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などがある。
Q. スタジオ地図とは?
A. 細田守が設立したアニメーション制作スタジオ。細田守監督作品の企画・制作を一貫して手がけている。
Q. 2018年にアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した作品は?
A. 第91回(2019年授賞式)の受賞作は『スパイダーマン:スパイダーバース』。未来のミライはノミネートにとどまった。
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