「十八番、何?」
受付カウンターで部屋番号を受け取り、薄暗い廊下を歩く。ドアを開けた瞬間の、密閉された空気とエコーのかかったマイクの感触。分厚いカタログで曲番号を手打ちするDAMのリモコン、JOYSOUNDの採点画面に映る100点の夢。フリータイムが終わる十分前にかかるスタッフのコール。コギャルもサラリーマンも中学生も、みんな同じ四畳半の宇宙で喉を枯らした。ドリンクバーのカルピスを片手に、誰かが入れた知らない曲を全員で歌ってしまう瞬間。あの個室の蛍光灯の下には、その夜だけの役者と観客がいた。
カラオケボックスとは。 カラオケボックスとは、防音された個室でカラオケを楽しめる娯楽施設である。グループや家族・友人同士が他客を気にせず歌えるプライベート空間を提供し、飲食サービスを伴う時間制料金で運営されることが多い。
「カラオケボックス」を他のサービスで
A. 1985年頃に岡山県で、トラックのコンテナを転用した簡易個室カラオケが始まりとされる。その後1980年代末から全国へ急速に普及した。
A. DAMは第一興商が1992年に開始した通信カラオケブランド、JOYSOUNDはエクシングが1994年に開始したブランド。採点機能や配信曲数・UIに差異があり、設置店舗チェーンも異なる。
A. 一定料金で閉店時間まで(または規定時間まで)何時間でも利用できる定額制サービス。カラオケボックスが広く普及させた課金形態。
A. カラオケスナックは不特定多数の客が同じ空間で歌うオープン形式の飲食店。カラオケボックスは少人数が占有できる防音個室を提供する点が大きく異なる。
A. 1990年代中盤の1996年前後が最盛期とされ、全国に多数のチェーン店が展開した。
A. 伴奏音楽(オーケストラの「空」)に合わせて歌うエンターテインメント。日本発祥で1970年代に普及し、カラオケボックスの登場で個室文化へと発展した。
A. 第一興商が1992年に開始した通信カラオケブランド。有線回線で最新曲を配信する仕組みを確立し、カラオケボックスの機器として広く普及した。
A. エクシングが1994年に開始した通信カラオケブランド。採点機能やアニソン・声優コンテンツの充実で知られる。
A. 第一興商が運営するカラオケボックスチェーン。全国展開する大手チェーンのひとつで、DAM機器を導入した店舗が多い。
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