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「想像する余地があるって、素敵でしょう?」
赤毛のアン
1979年、日曜夜のフジテレビに、プリンス・エドワード島の風が吹き込んだ。高畑勲が丹念に描いたグリーンゲイブルズの緑と、赤毛を揺らして駆けるアン・シャーリーの声が、茶の間の空気を変えた。無口なマシュウが帽子を手にアンのためにを奔走するシーン、マリラが不器用に愛情を伝えるシーン——世界名作劇場の中でも、この作品の静けさは格別だった。「想像の余地がある」というアンの口癖は、物語が終わった後も長く心の棚に置かれ続ける言葉になった。
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