Index No.
「ひとつ、よろしいですか」
相棒
水谷豊が眼鏡越しにこちらを見据え、静かにそう切り出した瞬間、犯人もテレビの前の視聴者も背筋が伸びた。紅茶の湯気が立ちのぼる特命係の小部屋、右京さんの整然とした論理が糸を手繰るように真実へ向かっていく水曜の夜。亀山薫との掛け合いで笑い、神戸尊との緊張感に息を呑み、甲斐享の若さに戸惑いながらも気づけば次の相棒を受け入れていた。季節が変わるたびに事件が起き、それでも特命係は動じない。仕事終わり、夕飯の皿を前にテレビをつけると右京さんがそこにいた。その安心感の正体を、うまく言葉にできないでいる。
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