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「次元、俺はもう行くぜ。」
ルパン三世
フィアット500が路地を疾走し、不二子の赤いシルエットが煙草の煙の向こうに消えていく。ルパン三世が纏う空気は、子どもにはまだ早いとわかっていても目が離せない大人の匂いがした。山田康雄の飄々とした声、増山江威子が吐き出す「あら、ルパン」の一言。第1シリーズのニヒルな色気も、第2シリーズで大野雄二のテーマが流れ出す瞬間の高揚も、どちらも本物の記憶として体のどこかに刻まれている。銭形のとっつぁんはまた今日も追いかけてくる。
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