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「本を売るならブックオフ♪」
ブックオフ
あのメロディーが頭から離れなくなった瞬間、すでにブックオフの勝ちだった。白くて明るい店内、100円の均一棚にしゃがみ込んで背表紙を一冊ずつ確認していく時間。お目当ての漫画の7巻だけがどこにもなくて、別の棚で思わぬ名作に出会う。古本特有の少し甘い紙の匂いと、値札シールの剥がし跡。お金はなかったけれど、ブックオフがあれば午後はいくらでも豊かになれた。立ち読みを黙認してくれるあの太っ腹な空気が、どれだけ多くの読書体験を生み出したか、計り知れない。
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