Index No.
「ディスクカードで、あそびかた、かわった。」
ファミコンディスクシステム
黄色いRAMカードをアダプタに押し込むと、ベルトの回る音とともに読み込みが始まった。あの数秒間の待機音が、ファミコンカセットとは別の世界への入口だった。ゼルダでリンクを動かす自由さ、メトロイドの孤独な宇宙、探偵神宮寺三郎の薄暗い事務所。ディスクライターのある駄菓子屋や玩具屋に足を運び、500円を差し出す儀式。書き換えるたびに違う冒険が手に入る感覚は、サブスクとはまったく違う、体を動かして得るわくわくだった。薄いディスク一枚が、あんなに重く感じたのはなぜだろう。
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