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「空が、手の届く場所になった。」
ドローン
2015年、公園や河川敷でプロペラ音がするようになった。DJI Phantomが青空に吸い込まれていく映像がYouTubeに並び、「自分の街を上から見てみたい」という欲求が急に現実になった。規制の議論がまだ追いついていなくて、飛ばしていいのかどうかを誰もよくわかっていなかったあの時期。操縦器を握る手の緊張と、モニター越しに映し出された鳥瞰の景色——見慣れたはずの地元の交差点が、まるで知らない街に見えた瞬間がある。空撮映像に乗せた曲を選びながら、夜中に編集していた人はいなかったか。
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