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「合格!」
スター誕生!
ステージの上の素人の少女が一曲歌い終える。固唾をのんで見守る客席。そしてスカウトマンたちがプラカードを掲げる瞬間——あの緊張感は、テレビの前にいる側にも伝わってきた。『スター誕生!』から山口百恵が現れ、ピンク・レディーが飛び出し、やがて中森明菜が「少女A」を歌う前夜もあった。合格の鐘の音ひとつで、一人の人生が変わっていく。司会の萩本欽一が泣きそうな顔で笑っていた。テレビの中の夢が本物になっていく瞬間を、毎週日曜昼に見届けていたあの感覚を、言葉にするとしたらどんな言葉になるだろう。
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