Index No.
「やめられない、とまらない」
カルビーポテトチップス
袋を開けた瞬間に漂うじゃがいもと油の香り、パリッという最初の一枚の音——カルビーポテトチップスは、食べることの単純な喜びをここまで研ぎ澄ませた。うすしお、コンソメパンチ、のりしお。どのフレーバーを選ぶかが、放課後の小さな意志決定だった。指についた塩と油を舐めながら、袋を逆さにして底のカケラまで口に流し込む。誰かに見せられない食べ方なのに、それが一番おいしかった。プロ野球チップスのカードを集めてダブりを交換した日も、縁側で友達と山分けした夏も、あの音と匂いの中にある。
まだ録音はありません。