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「おいら、シャツから出られないのかよ。」
ど根性ガエル
ひろしが転んだ拍子に、カエルのぴょん吉がシャツに張りついてしまった——その一コマから始まる『ど根性ガエル』は、1970年から少年ジャンプで連載が始まった吉沢やすみの傑作だ。京子ちゃんに憧れるひろし、梅さん、五郎、そして独特の間で笑わせるぴょん吉。下町の路地裏に漂う夕餉の匂いと、子どもたちの怒鳴り声が聞こえてくるようなドタバタは、説明なしに胸に入ってくる人情があった。「ど根性」という言葉がまだ真顔で使えた時代の、あの土のにおいがするユーモアを、覚えているだろうか。
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