Index No.
「あなたが盗んだのは、私の心です。」
カリオストロの城
1979年の冬、映画館の暗がりにルパン三世が降りてきた。宮崎駿が手がけたこの作品は、初公開時こそ静かだったが、テレビ放映を経て少しずつ、確実に人々の中に根を張った。緑のジャケットのルパンが水面を走り、屋根の上でクラリスの手を掴むあのシーンで、息を呑んだ子どもは世界中にいる。時計塔の石畳に光が差し込み、古びた謎が解けていく瞬間のあの昂揚感。カリオストロ伯爵の冷たい笑み、次元と五ェ門が無言で背中を守る格好良さ。あの映画を初めて観たのはいつで、どんな画面の前だったか、思い出せるだろうか。
まだ録音はありません。