Index No.
「カチカチカチカチ……!」
アメリカンクラッカー
紐の両端に透明な球がぶら下がった、あの玩具。うまくリズムに乗れると球は勝手に上下を往復して、乾いた打撃音が教室の隅まで響いた。最初はうまく続かなくて、球が手首に当たって痛くて。でも一度コツを掴んだら止まらない。1970年代、アメリカから渡ってきたアメリカンクラッカーは瞬く間に全国の子供を虜にし、そして球が割れて怪我が相次いで販売禁止の声が上がった。禁じられると余計やりたくなる——それも子供の真理だった。あのカチカチという音の記憶が、指の感覚とともに戻ってくる人はいるだろうか。
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