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「少年の終わりを、この声で聴いた。」
黒夢
清春の声は、刃物みたいに透き通っていた。「BEAMS」のギターが鳴り出した瞬間、それまで知っていたヴィジュアル系のどれとも違うと分かった。人時のベースが低く這い、清春が叫ぶほど繊細になっていく——黒夢の音楽はそういう矛盾を平然と成立させていた。「少年」の歌詞を口ずさみながら、何かを失いかけていた十代があった。1999年の無期限活動休止を知らせる記事を読んだ日の、あの空白みたいな午後のことを、ファンはまだそれぞれの胸の中に持っているはずだ。
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