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「夢の超特急、走る。」
東海道新幹線
1964年10月1日、東京オリンピック開幕のわずか9日前。東京駅のホームに滑り込んできた0系新幹線の、あの丸い鼻先をはじめて見たときの感覚を、どう言葉にすればいいか。白いボディ、青いシートのざらっとした布地、窓の外を流れる景色の速さ。それまで東海道本線の特急「こだま」で6時間以上かかっていた東京—新大阪間が、4時間に縮まった。車内販売のシウマイ弁当の蓋を開けるときの湯気、発車直前に鳴り響くベルの残響。新幹線に乗ることそのものが、日本が変わったという証明だった。
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