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「走れ、ニッポン。」
東名高速道路
1969年5月、東京から名古屋まで346キロが一本の道でつながった。東名高速道路の全線開通は、家族旅行の地図を塗り替えた。助手席から見える富士山、牧之原サービスエリアのカレーライスの匂い、初めてトンネルに入ったときの耳鳴り——あの緊張感と解放感がまじり合った独特の車内の空気を覚えているだろうか。渋滞情報をラジオで聞きながら、それでも「高速に乗る」こと自体が特別なイベントだった時代。アクセルを踏むたびに、日本がどこかへ向かっていくような予感があった。
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