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「人類にとっては偉大な飛躍だ。」
月面着陸(アポロ11号)
1969年7月21日未明、ザラついたモノクロの映像がブラウン管を流れた。梯子を降りるヘルメット姿の男、月面に刻まれた靴跡、真っ暗な宇宙を背景にたなびくアメリカ国旗。ニール・アームストロングの声はラジオ越しにも震えて聞こえた。その夜、日本中の子どもたちが眠れないまま親の膝の前でブラウン管を見上げていた。月面の砂はバズ・オルドリンが「壮大な荒廃」と呼んだ灰色で、静かの海は静かすぎるほど静かだった。翌朝の朝刊の見出しを、何度も何度も読み返した大人たちがいた。
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