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「世界を革命する力を」
少女革命ウテナ
薔薇の花婿として決闘場に立つウテナの制服は、少女漫画でも少年漫画でもなかった。幾原邦彦がテレビ東京の深夜枠で仕掛けた39話は、繰り返される影絵芝居と「絶対運命黙示録」の合唱で、ストーリーより先に映像が意味を語りかけてきた。アンシーが薔薇の花嫁として差し出される構造への問い、革命という言葉が持つ欺瞞、塔の中に眠る王子様の幻想。1997年に中学生だった人も、大人だった人も、それぞれ違う角度でこの作品に傷を負わされた。あの薔薇の芳香と回廊の長さは、見た人の夢の中にまだ残っている。
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