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「なんとかなるのじゃ」
封神演義
藤崎竜が週刊少年ジャンプで描き続けた7年間、太公望——スープーシャンと呼ばれるその男は、いつも寝そべって杏子を齧りながら策を弄していた。宝貝(パオペエ)という名の武器たちは、中国古典の装いをまとったSFガジェットで、打神鞭の鞭音や哮天犬の咆哮がページから飛び出してくるような迫力があった。申公豹の「ところが、ど?」、王天君との対峙、そして仙界大戦の末に明かされる人間の本質。少年誌の文法で宇宙規模の問いを描き切ったあの密度を、全巻並べた棚の前で思い出す人もいるだろう。
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