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「ウェルカム、トゥ、プレイステーション。」
プレステ
CDをトレイに滑り込ませると、あの灰色の筐体が低く唸り、画面に幾何学的な光が広がる。起動音が鳴り終わる数秒間、息を止めていた人は少なくないはずだ。ファイナルファンタジーⅦのムービーに口を開け、バイオハザードの廊下に震え、鉄拳でひたすら友達と殴り合った。メモリーカードは15ブロックしかなくて、泣く泣くデータを消した記憶もある。学校帰りにカードをポケットに入れて友達の家へ走り、「どこまで進んだ?」と見せ合ったあの午後。ゲームが映像になり、物語になり、世界になった、その最初の扉。
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