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「原発は安全です、と誰かが言っていた。」
スリーマイル島原発事故
1979年3月28日の夜明け前、ペンシルベニア州ハリスバーグ近郊のスリーマイル島で、冷却材が静かに失われていった。計器の誤作動、判断の遅れ、炉心の一部が溶ける——TMI事故と後に呼ばれるこの連鎖を、世界中の人々はラジオとテレビで知った。放射性ガスの放出に周辺住民が避難を始め、幼い子どもを抱えた母親が車で走り出す映像が繰り返し流れた。「絶対安全」という言葉が、初めて嘘に聞こえた瞬間だった。日本でも新聞の一面がこの島の名を刷り、食卓でその言葉が交わされた。あなたは、あの報道をどこで受け取っていたか。
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