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「レンジで500円、ちゃんと幸せ。」
コンビニパスタ
フィルムを剥がすと湯気とともにクリームの甘い匂いが上がる——それだけで、昼休みの気分が少し上向いた。セブン-イレブンのカルボナーラは卵黄の濃さが本格的で、ローソンのボロネーゼは肉の粗さがちゃんとイタリアン感を出していた。ファミマのたらこバターに七味を振って、コーヒーを横に置いて、デスクで食べる——その500円ちょっとのランチが、2010年代後半の「ひとりの昼」の定番になっていた。プラスチック容器の縁が少し熱くて、両手で持ちながら食べたあの感触。何の変哲もない平日の昼下がりが、なぜかふと恋しくなる。
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