「おいしいより、かわいいが先。」
クロワッサンドーナツを買うために30分並んで、受け取った袋を開ける前にスマホを構えた。パンケーキの上に溶けかけたアイスをのせ、斜め45度から撮る——「インスタ映え」という言葉が辞書に載る少し前の2015年、すでに見た目が味の一部になっていた。ピエール・エルメのマカロン、スイカバーのような色のフルーツサンド、エッグスンシングスの行列。投稿ボタンを押した瞬間のあの小さな高揚感と、思ったよりいいねが来なかった夜の静けさ。あの頃並んで食べたものの味を、まだはっきり思い出せる?
インスタ映えスイーツとは。 インスタ映えスイーツとは、Instagram(インスタグラム)などSNSへの投稿を意識し、味だけでなく見た目の美しさ・珍しさが購買動機の大きな要素となった菓子・デザートの総称である。2010年代中頃の日本で広く流行した。
「インスタ映えスイーツ」を他のサービスで
A. 2014〜2015年頃が最盛期。クロワッサンドーナツや高さのあるパンケーキなど見た目重視のスイーツが次々と登場した。
A. 2017年。ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に「忖度」と同時受賞した。
A. ニューヨークのドミニク・アンセル・ベーカリーが2013年に発売した「クロナッツ」が元祖とされる。
A. 2010年、東京・原宿に日本1号店がオープンした。
A. クロワッサンドーナツ、タワーパンケーキ、フルーツサンド、マカロンなどが代表的。カラフルで写真映えする見た目が共通点。
A. 2018〜2019年にかけて日本で第3次タピオカブームが起き、タピオカミルクティーの行列が社会現象となった。
A. 2012〜2013年頃から日本で流行した、ふわふわ厚焼きパンケーキの流行。エッグスンシングス上陸がきっかけの一つとされる。
A. クロワッサン生地をドーナツ型に成型して揚げた菓子パン。2013年ニューヨーク発祥で、2015年前後に日本でも行列商品となった。
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