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「べし、べし、べしっ!」
もーれつア太郎
八百屋「越後屋」の息子・ア太郎、天国からやってくるデコッ八の幽霊、毛虫のくせに泣き虫のケムンパス。赤塚不二夫が『週刊少年サンデー』の下町をまるごと笑いに変えたこの作品は、1969年にフジテレビでアニメ化されると茶の間を爆笑の渦に引き込んだ。ニャロメの暴言、心配性のこれでいいのだのつぶやき、べし攻撃の効果音——どれも頭のどこかにまだ残っている。ギャグの底に「人情」があるから、笑ったあとになぜかじんとした。赤塚ワールドの体温を、一番よく伝えていたのはこの作品だったかもしれない。
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