Index No.
「もしもしかめよ、何回続く。」
けん玉
大皿にのせる感触、玉が膝の屈伸に合わせてふわりと浮く瞬間——けん玉はコツをつかむまで全然できないのに、ある日突然「もしかめ」が100回を超えて、自分でも驚いた。灯台で静止したときの達成感、「飛行機」を初めて決めたときの高揚感。赤と黒の塗り分けられたあの木の温もりは、プラスチックのおもちゃとは別の質感を持っていた。いつの間にか押し入れの奥に眠って、気づけばKENDAMAという名前で世界の若者が路上で回している。あなたの手はまだ、あの重さを覚えているだろうか。
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