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「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」
鬼滅の刃 無限列車編
2020年10月、久しぶりに映画館へ向かった夜があった。煉獄杏寿郎が炎の呼吸で無限列車を守り抜くあの場面、隣の席からも嗚咽が漏れていた。興行収入400億円超という数字よりも、コロナ禍の閉塞感の中で久しぶりに大スクリーンの熱量に打ちのめされたあの感覚こそが本物だった。猗窩座の声が耳に残り、炭治郎の泣き顔がまぶたに焼きついた。エンドロールの後も誰も立てなかったあの空気と、映画館の外に出たときの夜の冷たさ。「煉獄さん!」と叫びたくなった気持ちは、今でもわかるはずだ。
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