Index No.
「ギンギラギンにさりげなく」
近藤真彦
1981年、たのきんトリオの末っ子として現れたマッチは、田原俊彦や野村義男と並ぶ中でいちばん「不良っぽい」笑顔を持っていた。「スニーカーぶる~す」の弾むビート、「ハイティーン・ブギ」の夜の湿度、そして「ギンギラギンにさりげなく」——あの歌詞は少年たちへの合言葉のようだった。かっこつけたいけどかっこつけすぎない、その絶妙な塩梅がマッチだった。ポスターを部屋に貼っていた子も、ラジカセで録音した子も、レコード屋で並んだ子も、みんな同じ時代の空気を吸っていた。あのころのテレビ画面は、なぜああも眩しかったのだろう。
まだ録音はありません。